
きみが見てるものが好き
そう言えたならどんなに楽かな
ほかの人を想ってる
そのすべてが好きでは
やっぱりいられないみたい
好きな食べ物とか感じていることが
すごく似てるのに
苦しみも絶対わかってあげられるのに
傷ついていても寄り添えるのは
わたしじゃないの
指先に赤い糸
手繰っていってもきみはいない
ほかの誰かときみの赤い糸を
確認するだけ
にじんだ景色に 見つけるだけ
きみがして欲しいこと
その人だって叶えることはできる
だけどわたしが
きみにしてあげたい以上のこと
それはできないでしょう
世の中に絶対がないのだとしたら
期待できるかな
またなぐさめてはうつむいて歩いてく
そんな自分じゃ求められない
わかっているの
ご縁がなかったって
むなしさを癒やす呪文だね
もともとなかったものなんだって
連れてってくれるの
きみがいない もとの世界に
指先に赤い糸
手繰っていってもきみはいない
ほかの誰かときみの赤い糸を
確認するだけ
手をとりあった後ろ姿を
そっと見送るだけ
想いが落ちて なくなるだけ