
一年ぶり春の気配の海
ただ冷たい風に身をあてている
自分の悩みがちっぽけだなんて
一度も思ったことない
支配された感情を
感覚だけでリセットできるほど
単純には生きていなくて
本当はいつも期待していて
誰かを信じたくて
信じてほしくて
誰かを愛したくて
愛してほしいのに
痛みに耐えられないよ
そうじゃなかった痛みに
砂浜に埋まる思い出に
心を重ねずにいられない
形や言葉に出来たのなら
受け止めてもらえたなら
生き続けてる限り
悪気のない声や顔を
すぐに受け止めてしまうよ
本当はいつも期待していて
誰かを信じたくて
信じてほしくて
誰かを愛したくて
愛してほしいのに
痛みに耐えられないよ
そうじゃなかった痛みに
いつか硬い殻は砕ける
大きな一部になれる
砂を生む貝のように
流れていって漂い続けて
ちっぽけになってゆけるから
本当はいつも期待していて
誰かを信じたくて
信じてほしくて
誰かを愛したくて
愛してほしいのに
痛みに耐えられないよ
そうじゃなかった痛みに