手のつけようがない荒れた庭に
ため息つく
輝いてる花に自分とは違うと
あきらめる
どうしていいのかもわからないまま
倒れた柵を立ててみよう
雑草も抜いていこう
あの花には程遠いけど
少しずつ 少しずつ
見えないだけなの
本当はずっとそこに
あたたかい土があるの
ああ あきらめないで
今からだって
遅いことなんてないよ
育むその手を止めないで
どんな時期にだって 咲けるから
早く咲くことが正しく美しい
そう思える
月日が経ったら見向きもされないと
思い込む
枯れることだけに素直になってる
種を支えてくれるのは
土に生きてる命
立派な花に見えていても
ひとりでは咲けないから
きれいじゃなくても
上手に出来なくたって
かっこわるくたっていいの
ああ 水をあげよう
潤った地面が
巡っていつの日にか
育む力をくれるから
無駄なんてない 続けていこう
ずっと守っていこう
心に思い描こう
理想の花の形を
ああ 輝かせよう
激しい雨でも
強い日差しだとしても
育むその手を止めないで
大輪の花 咲かせよう